35万円!
メーカー | アイシン(アイシンAW) |
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勤務した工場 | 愛知県岡崎市岡崎工場 |
期間工として働いた期間 | 2009年9月~2011年5月の1年8カ月 |
期間工と聞くとよくわからなかったり、きつい仕事をするんじゃないかと心配する人が多いかと思いますが、しっかり調べるとわかりますが色んな作業内容があります。
その中で自分が求める条件やそれに近いものを探してみてください。
そして期間工はその後就職活動をするとき評価してくださる会社が多くあります。
最後まで勤めれば期間満了金ももらえその後の生活の心配も解消されます。
変な先入観は持たずに興味があるならぜひチャレンジしてください。
飛込み営業で対人恐怖症に
私は高校卒業後、営業の仕事をしていました。
しかし、日々新規顧客開拓のため飛び込みで営業を続けていたのが原因となり、対人恐怖症のような症状に悩まされ、営業の仕事が苦痛になり退職しました。
その後営業での経験を生かそうと仕事を探していましたが、退職理由がネックとなり自分が努めたい仕事を見つけることができず就職活動は困難をきわめました。
前職のうちに作った貯金で生活をしていましたが、家賃や生活費の捻出も厳しく、どんどん生活の質が落ちていきました。
きっかけは職業安定所の外で
就職活動を続けていた時、職業安定所に通っていました。
特に理由がなく地元での求人ばかり探していましたが、あまり待遇がよくなく面接に応募もためらう毎日でした。
職業安定所から出た先で声をかけられました。その人は期間工募集の営業の方でした。
そこで期間工という業務形態、求人を知りました。
最初は正社員での就職を目指していたのですが、寮あり高収入そして期間満了金なる充実した制度が魅力だったので背に腹は代えられないそんな思いで期間工をやってみようと思いました。
派遣会社のサイトの方が詳しく書いてあった
期間工とはどんな仕事をするのだろうかといったしんぱいがありました。という疑問があったので、SNSやブログで情報収集をしました。
その中でどうせやるなら専売的なメーカーでかつ市場で大きいシェアを誇る会社にしようと思い派遣会社のホームページを閲覧してアイシンAWにしようと思いました。
勤務地に関してはこだわりはありませんでしたが、寮があって食事の補助があるという点が魅力的でした。直接雇用で就労するつもりであっても、派遣会社のサイトで検索の方が詳しく書いてあったのでかなり活用しました。
派遣会社と直接雇用を比べ、最善の求人を見つけられた
私は直接雇用で働こうと決めていたのですが、直接雇用だとその会社のホームページをしらみつぶしに見ないといけなくなるので派遣会社のホームページをみて派遣先の候補に書いてあった企業をリストアップしてその会社のサイトやその子会社の人材派遣業社の求人を探して応募しました。
また、派遣会社と直接雇用は微妙に就労場所や満了金が違うのでそういった違いを見て比べて自分にとって最善の環境での求人を見つけることができました。
試験も面接も一般教養があれば問題なさそう
直接雇用での応募なのでアイシンAWの寮で筆記試験、面接を受けました。
筆記試験では中学卒業程度の漢字の読み書きと簡単な四則演算の問題を解きました。面接では就労希望地や志望動機、会社のことを軽く質問されました。
筆記試験も面接も一般教養のある人なら問題ないような印象を受けました。
あと仕事内容や、期間満了金や給料、勤務時間、寮のことはこの時しか質問するタイミングがなかったので面接の最後に細かく質問をしました。
業務はネジをとめる・確認をするだけだった
私の配属された工場は人気のある小型車両のオートマチックトランスミッションを製造しているところでした。生産数もよその工場より多いとのことで昼夜勤の隔週2交代制でした。
昼勤務の時は朝8:30~17:30が定時でそれから残業が3時間、夜勤の時は夜20:30~8:30そして残業が3時間でした。
業務内容はオートマチックトランスミッションの組み立てでした。組み立てといっても、1から作るわけではなく、そのうちの一工程でネジを4本止めて他のネジが緩んでないか、止め忘れがないかの確認をするだけでした。
ちなみに当時は就労時間で1100台の組み立てが目標でその工程の1回の作業時間は30秒ほどでした。
よく工場はトイレに行けないと言われますが、ライン外と呼ばれる人が補助に入ってくれるのでそういった心配は必要ありませんでした。
寮は二人部屋、風呂も共同だったが温かい料理が食べられた
県外から応募したので、寮生活をしていました。本社の横に建てられている藤井寮という寮で、通勤の際は会社のバスが決まった時間にきて40分ほどで勤務先まで送り迎えしてくれました。
間取りは一部屋で6畳の和室でしたが、2人部屋でした。2段ベッドとロッカーしかない部屋でした。
食事は食堂があり、調理の方がいたので温かい料理が食べれました。メニューが2種類ありその中から選ぶシステムでした。
風呂は共同でしたが、広くてシャワーも多かったのでストレスはなかったです。
カースト制度が下のおかげで期間工同士が仲良くなれた
職場ではカースト制度暗黙の了解でありました。役職者、企業内学園生卒業者、一般入社社員、期間工といった感じです。
ただ何か言われるとか嫌がらせをされるってことはなかったです。職場での休憩時間を過ごす決まった相手というだけです。
期間工は期間工同士で行動していました。でもこの制度のおかげか、ほかの期間工の人と仲良くなり、誰かと一緒に行動していたので困りことやわからないことはお互い教えあう良好な関係が築けました。
休日は相部屋の方と暇つぶしか買い物へ
寮が2人部屋ということもあって、相方と過ごして暇つぶしをしていました。お互い違う工場だったので情報交換ができたので楽しかったです。
また、アイシンAWの本社から鉄道の駅が近く、そこから名古屋市などに出かけて買い物や遊んだりしました。他の期間工の方も自由に時間を過ごしていました。
ただ夜勤もあるので睡眠時間の調整を土日でしないといけないので時間の管理だけは他の仕事より注意が必要だと思います。
しかし最初の2、3週間でなれるのでそれ以降は心配ないと思います。
仕事量が多いことと、人付き合いが少し面倒だった
期間工は増産時に雇われる傾向があるので、仕事量は常に多い印象です。
また単調な仕事なので時間の感覚がおかしくなることもあります。あとは見た目で社員と違いがあるので、食堂などでほかの部署の方と出くわすと少し対応が冷たく感じることがあります。
寮での2人部屋は配属される寮によるものなのだそうで、前もって質問をするなどして確認をした方がいいと思います。
極端に人づきあいがあったりなかったりするので少しめんどくさいと感じました。
期間工終了後も付き合いがある仲間がいる
期間工でも正社員と同じ仕事ができるのは嬉しかったです。前職では人づきあいに疲れていたので黙々と作業をする仕事だったので仕事上の人間関係での心配が必要なかったのは良かったです。
一般社員より給料は高いそうなので嬉しかった。(ただしボーナスはなし)未経験でも積極的に採用してくれるので、製造業に従事できていい経験になりました。
次の就職活動で期間工としての経験をもとに業種を広く探すことができ、それはその後の生活に良い影響を与えた。
あと寮が2人部屋ということもあってかほかの期間工の人とも仲良くなってお互い励ましあって仕事に励むことができました。
中には期間工を退職した後も仲良くしてくださって今もお付き合いある方がいます。
マイナスな理由ではなく、新しい職を見つけて辞めた人も
何人かやめていった方がいましたが、期間工をしながら就職活動をしてほかの会社に勤め始めた方がいました。
就職活動とは関係なくやめた方は、まったく集団行動がとれない、協調性がなく人間関係がうまくいかず辞めていった方がいました。
前述のようにカーストのようなものがあるのでそれを不快に感じやめていく人が多いです。後は工場での夜勤業務で体調管理ができずに体調を崩しやめる人もいました。
特殊な例として今まで仕事をしたことない方もすぐ辞めていった感じです。
期間工で培われた協調性が活きた
今回の経験で工場勤務の経験ができたので、製造業の仕事を探して就職活動を始めました。それにプラスして、前職での営業の経験もあったので中小企業ではあるものの、製造業の営業職での正社員として採用されました。
最初は期間工になるときずっと期間工として渡り歩くのかと心配になったが決してそんなことはなかったです。むしろ他の企業では経験として評価してもらえて就職活動ではプラスでした。
また就職後も期間工時代に培われた集団生活で身についた協調性が活かせました。
元営業マンさんが稼いだアイシンの解説記事はこちら!
アイシンで働いた他の期間従業員の口コミ
ここ今募集停止中じゃなかったっけ?
今も絶賛募集してますよー。
ただ、残業は少なめになっているという話はたまに見ますね。