【トヨタ期間工（愛知県）の体験談】3年間で600万円の貯金が実現

期間工の前は、介護福祉士をしながら整復師の専門学校に通う生活

期間工になる前は平成18年4月から平成26年8月まで福岡県の病院で8年間介護福祉士として仕事をしつつ、平成21年から平成24年の3年間は柔道整復師の夜間の専門学校へ通っていました。

仕事をしながらの夜間の専門学校の生活はほぼ毎日2～3時間の睡眠で、たまの休日にゆっくり休む生活をしていました。

そして平成24年には柔道整復師の専門学校は無事卒業できたものの、恥ずかしながらその年の国家試験には落ちてしまい、3回目の受験でやっと柔道整復師の免許を取得しました。

その後、柔道整復師として働ける整骨院の開業資金を貯めるべく、トヨタ自動車株式会社へ期間工として平成26年に就業しました。

満了金手当などがもらえる期間工に応募

柔道整復師の免許取得後、父からトヨタ自動車の期間工の話を聞いたり、インターネットでトヨタのサイトや、実際期間工として働いていた人のブログなどを調べました。

期間工なら寮費無料、水道代無料、光熱費無料、赴任手当、満了金がもらえるなど、これらの情報を得てこれなら効率よく貯金ができると思い、期間工として働こうと思いました。

さらに言えば、福利厚生や残業代、休日出勤した際の支払いもしっかりしていると聞き、ここしかないと思ってました。

圧倒的に知名度の高いトヨタを選んだ

私はトヨタ自動車を選びましたが、どうやって情報を収集したかと聞かれますと、インターネット、期間工として働いていた人のブログで情報収集を行いました。

トヨタ自動車を選んだ理由としてはやはり世界的知名度も高く、今後就職していくうえで履歴書に書くときトヨタ自動車と書くと印象が良いのかなと思い、トヨタ自動車を選びました。

勤務地を選んだ理由としては正直どこでも良かったのですが、強いて言えばトヨタ自動車が愛知県にあったからです。

スーツで指定の面接会場へ向かう

求人情報は当時のタウンワークの裏表紙にも記載されており、そのあとにトヨタ自動車のホームページを見ました。
そのホームページには期間工を目指す人はこの日に、この時間に、この場所で面接を行うので来てくださいと記載されており、さらに私服でも可、電話連絡もいりませんと書かれていました。

私は一応面接会場にはスーツを着用しましたが、電話連絡はせずに、ホームページに記載されている指定された日時場所に赴き、期間工の面接を受けました。

面接では入れ墨や借金の有無について聞かれた

選考会には私と友人で2人で行きました。
実際面接するときは面接官1人と期間工応募者の1人の対面で行いました。

まず先に私から面接を行い、その時の面接の内容は

身体にどこか欠損はないか？
身体に入れ墨は入れてないか？
今までに借金はしたことがないか？
以前、何の仕事をしていたか？
現在、何の車を乗っているか？

という面接内容でした。

あとは世間話をして、時間的に約15分ぐらいだったと思います。
次に私の友人の面接が行い、この時間も同じ15分ぐらいだった思います。
筆記テストはありませんでした。

車体のボデーを塗装する工程を担当

私が就任した部署は総組立部塗装科の中塗り工程でした。
具体的な作業内容はラインで流れてきた車のボデーの内板を作業者である私がガンスプレーで塗装する工程です。

外販の塗装はロボットが行っていました。

私にとって一番きつかったことは夏の温度です。
基本塗料はあまり外温との差があるといけないらしく、作業中は外温と変わらない温度で行っていました。
勤務スケジュールは正社員、期間工ともに白直と黄直で別れており、1週間毎に1直（早出）と2直（遅出）での交代制でした。

就任して2年間ぐらいは1直と2直で別れていたのですが、それ以降は生産台数を減少し、白直黄直常1直（毎日早出）という勤務スケジュールでした。
時間帯は定時だと、1直（早出）が7時20分から15時までで、2直（遅出）が16時5分から次の日の1時まででした。

残業は私の部署ではほとんどありませんでした。
あっても月10時間もない月がほとんどでした。

大浴場に個室シャワーもあるアリビオ大林寮

私は最初の1年は田中清風寮という1つの玄関に4つ部屋あるアパートタイプの寮に住んでいましたが、その後の2年間は建物の老朽化ということで築の新しいアリビオ大林寮というワンルームタイプの寮に引っ越すよう言われ、その後はアリビオ大林で暮らしていました。

田中清風寮もアリビオ大林寮も冷暖房完備、冷蔵庫やテレビも設置されており、小さいですがテーブルもありました。

ただ、広さで言ったら田中清風寮より、アリビオ大林寮の方が広く、階数も14階建てだったのでエレベーターも設置されていました。

インターネット環境は私はauひかりの有線を使用してました。
他の人はポケットWi‐Fi等を使用するのがほとんどでした。

お風呂はどちらも大浴場があり、個室のシャワー室もありました。

上司とも人間関係良好であったが、辞めていく人が多かった

私は期間工として3年間働いていました。
その間に組長は3人変わりましたが、どの組長も優しく、頼りがいもあり、とても良い上司達だったと思います。

同僚についてもすぐに辞める人達も多数いましたが、私共々長くいる人達は仕事上でも良くしてもらったり、プライベートでもかわいがって頂きました。

先輩については合う人には合うし、極端に合わない人には合わなかったです。

後輩は期間工の後輩に関しましては高い確率で私より先に辞めていく傾向があり、逆に後に入社してきた正社員の後輩はとても素直で良い子達ばかりでした。

私は人間関係についてはとても恵まれた環境にいたと思います。

休日は資格取得のための勉強をしていた

休日は主に部屋でインターネットしたり、読書、資格取得のための勉強をしていました。

たまに職場の飲み会や、弁論大会の見学に参加しました。

同期の期間工とご飯に行ったり、正社員と温泉に遊びに行き、1人で予定のないときにはたまに豊田スタジアムでフリマが開催されているのでそこで安い消耗品などを買って過ごしていました。

そして前から関心のあった通信の大学に入学して、時間のあるときは大学のレポートの作成などをしていました。

作業上の不具合が発生することが一番の不安

働いてつらかったことは真夏の気温と、作業するうえで出てくる不具合です。

私は塗装科の中塗りに在籍していたのですが、塗料をガンスプレーで吹き付ける際にあまりにガンスプレーがボデーと近過ぎると塗料の膜厚が厚すぎてタレという不具合が出る可能性が高くなります。

逆にガンスプレーが遠すぎると膜厚が薄すぎてスケという不具合が出る可能性が高くなります。

主にそれらの毎日の不具合に関する葛藤がつらかったことであり、塗装に慣れることはできても極めることができなかったことが満足できなかったです。

3年間で約600万円の貯金が実現

働いてよかったことは貯金が予想以上にできたことと、在籍していた部署は本当にとても人間関係が良かったことです。
貯金に関しましては普通に生活したうえで半年で約100万は貯金できました。

私は3年間期間工として働いていたので、約600万はトヨタ自動車で働いて貯めることができたので、働いてよかったなと思っています。

そして人間関係につきましては、就任当初は1週間の作業訓練中は何で自分はこんなこともできないのだろうと落ち込んでいた際も周りは励ましてくれたり、フォローにも入ってくれました。

仕事上のことだけではなく、プライベートのことでも親身になって聞いてもらったりと、とても相談もしやすかったです。

そして連帯責任、集団行動の重要性を学ばせてもらえる良い機会にもなりました。

辞める理由は就職、人間関係、きついと理由は様々

契約満了前に辞めた方はいました。
その人は私と一緒に期間工として入社した同期で、最初の3ヶ月は更新していたのですが、次の3ヶ月更新を待たずに辞めていきました。

辞める前にその同期と一度、何故辞めるのかと聞いたことがあるのですが、次の就職先が決まったので更新を待たずに辞めるとのことでした。

他にも違う部署の同期なのですが、人間関係が悪すぎて辞めたという人もいましたし、作業がきつすぎて耐えられないと言って辞める人もいました。

貯めたお金で整骨院の開業を目指す

期間が満了し、トヨタ自動車を退職したあとは契約期間中に通信大学の入学が合格したので、現在は通信大学の学業に専念しています。

無事通信大学を卒業したら柔道整復師として整骨院に弟子入り就職し、腕を十分磨いたあとにトヨタ自動車で貯めた資金で整骨院の開業を予定しています。

それまでの間はどのような整骨院で弟子入り就職しようかとインターネットや、整骨院の院長、患者様の口コミなどの情報得たりして、試行錯誤している毎日です。

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