【アイシン期間工（半田工場）の体験談】ネットの噂と全然違った

高卒フリーターで漠然とした不安があった

期間工になる前までは、日雇いのフリーターとして働いていました。
日勤制の仕事だったので、ある意味気楽でした。

しかし収入は満足できる程度でなく、時には月収20万円になってしまう事もあったのです。

その時は東京で一人暮らしで働いていましたが、高卒という事もありなかなか良い就職先も見つかりませんでした。

自由な働き方だったのですが、収入は決して高くなかったので、漠然とした不満を抱えていました。

1年ぐらいで良いので、何か高収入な仕事は無いものかと思っていたものです。

アルバイト雑誌の期間工求人に惹かれる

収入に不満だった事もあり、当時の私は色々アルバイトも探していました。

そのためアルバイト雑誌は、定期的に読んでいました。
私が期間工という仕事を知ったのも、そのアルバイト雑誌の裏表紙です。

その雑誌の裏側には、定期的に期間工の求人募集の広告が掲載されていたのです。
何回か目にする機会があり、気になり始めました。

それである時から、私のアルバイト先での仕事が少なくなってきたのです。
収入も減ってきましたし、思い切って興味があった期間工の仕事に応募する事にしました。

動画サイトの体験談が生々しく不安になった

私はその期間工の仕事で働くに際して、漠然とした不安はありました。

動画サイトなどで、その仕事の経験者が自分の体験を動画でアップしているのもあり、不安になりました。中には、かなり生々しい話もありました。

いずれにしても、私としてはしばらく働くつもりだったので、色々な生の声に耳を傾けてみました。

WEBで色々調べたところ、結局はアイシン精機は比較的働きやすいという評判を耳にしたのです。
経験者の生の声ですし、その評判を信じて半田電子工場で働く事に決めました。

日総工産を経て期間工に応募

求人自体は雑誌の裏面で見かけていたので、WEBで探した訳ではありません。
ただ雑誌に書かれている番号に電話した訳ではなく、日総工産という会社を経由して応募する事になりました。

日総工産という会社は、実は以前に登録した事がありました。
もともと日雇いで働いていた事もあり、2006年頃に色々な会社に登録していたのです。
その1つが日総工産なのですが、2006年の時も期間工を募集していました。

それで2011年から働こうと思って、試しに日総工産に問い合わせてみましたが、相変わらず期間工の募集をしていました。
そこで、結局は日総工産を通じて働く事になったのです。

簡単だけども丁寧だった選考会

企業選考会ですが、きちんとした内容だった記憶があります。
今までに経験した職業などを、かなり細かくヒアリングされました。

もちろん履歴書も提出しましたが、それに書いた内容を1つ1つ細かくヒアリングされました。
かなり内容が細かかったので、期間工と言えど丁寧に面接を行っていると思いました。

また、IQテストもありました。
とは言っても、特に複雑な出題内容ではありませんでした。
てっきり難しい試験が出題されると思っていただけに、少し拍子抜けした覚えがあります。

仕事の要領に慣れるまで2ヶ月かかった

仕事の配属先では、車の精密部品の組み立て作業を担当しました。
上司は非常に細かい人で、とにかく独断で行動しないよう何回も伝えてきた記憶があります。

かなり細かい事まで指示された記憶がありますが、仕事はしやすかったです。
なぜなら以前働いていた会社では、自分の頭を使って動く必要があったからです。

ただ最初の内は、かなり体力的に大変でした。
かなりの力仕事だと思い、これは大変な事になると思い込んでいたものです。

しかし、それは要領が悪かったのです。
私の場合は、無駄に力を入れすぎていたので、疲れてしまったのです。
だんだん仕事に慣れてくると、力を抜いても良い作業内容も見えてきます。

それを理解するまでは2ヶ月ぐらいかかりました。
最初の2ヶ月は大変だと思います。

勤務時間は9時から17時ですが、なぜか私の持ち場はあまり残業が多くありませんでした。
忙しい時は忙しいのですが、繁忙期も1年に2回ぐらいだった記憶があります。

社員寮がビジネスホテル級のキレイさで大満足

私の場合は、社員寮で泊まり込みで働く事になりました。
工場から数十分ぐらいの場所にある社員寮で、想像していたよりもキレイだった記憶があります。

あれは、ある意味ビジネスホテルと表現しても差し支えないでしょう。
最低限の設備はあって、もちろん入浴施設や食堂もありました。

大人数が入浴できる施設もあって、思ったよりも広くて驚きました。
私の部屋の間取りはワンルームで、ビジネスホテルの1室とほぼ同じぐらいの広さでした。

環境は、なかなか良好だった記憶があります。

人間関係のトラブルがなさすぎてビックリした

上司と同僚の人間関係は、別に何も問題ありませんでした。
先輩は比較的親切に仕事を教えてくれましたし、指示も非常に分かりやすかったです。

働き始めてから半年ぐらい経過すると、後輩もできました。
後輩との人間関係も、別に何も問題ありませんでした。

問題無い事自体が、私にとってはちょっと意外でした。
働く前に、色々動画サイトで評判を聞いていたのですが、人間関係では苦労するという話も聞いていたのです。

しかし、実際は全く問題ありませんでした。
配属先次第なのでしょう。

仕事に慣れると休日も満喫できる！

休日の過ごし方ですが、最初の数ヶ月間ぐらいは、とにかく社員寮で寝ていた記憶しかありません。
何しろ要領が分からず、これは大変な事になると思いながら、ひたすら疲れた体を休めていた記憶があります。

しかし3ヶ月ぐらいすると、外に出かけて遊ぶ余裕も出てきました。
毎日工場で働いているので、私の場合は自然を満喫するよう心がけていました。

近所にある公園などをWEBで調べて、そこで時間を忘れてのんびり過ごすよう心がけていたものです。
のんびり過ごしている内に、あっという間に休日が終わる事も多々ありました。

残業をして稼ぎたい気持ちがあった

不満はとくにないのですが、正直もう少し残業があっても良かったと思います。
私は「残業代で稼いでいる期間工の方も多い」という話を聞いていましたので、なおさら思ってしまいました。

その時の私は、収入に不満があって期間工で働く事にしたのですから、もう少し残業で稼ぎたかったです。
しかし、あまり忙しい配属先ではない事もあり、残念ながら残業はあまり多くありませんでした。

ただ、他の部署では残業で苦労している期間工も多いと聞いていたので、ある意味幸運だったのでしょう。
それでも、もう少し稼ぎたいとは思いました。

アイシン精機には優しい人が多くて恵まれた

アイシン精機の期間工は、思ったよりも優しい人たちが多かったのが印象的でした。
てっきり人間関係は良くないと思い込んでいたので、とても恵まれていたと思います。

それと、「慣れると楽になるもの」という事を強く実感しました。
上記でも触れたように、最初の2ヶ月ぐらいはむやみに力を入れすぎていたのです。

しかし要領が分かってくると、だんだん楽になるものですね。
それでも仕事は忙しいのですが、慣れれば随分と楽になります。

その点を勉強できたのは、本当に良かったと思います。
また、思ったよりも給料は多く受け取ることができました。

てっきり1ヶ月20万円ぐらいだと思っていたものの、30万円ぐらい稼げるのは良かったですね。
私の場合は勤続1年ですが、もっと長く働けば、さらに多く稼げるようです。

知らない間に同期が辞めていたことも

私と同じ時期に入社した人が何人かいました。
その内の1人は、入社してから1週間程度で行方不明になってしまいました。

果たしてどこに行ってしまったのかは、よく分かりません。
恐らく、最初の数日程度の仕事が大変だったのでしょう。

私も、確かに最初の数ヶ月ぐらいは大変でした。
その同期の人も、最初は要領が分からずに、むやみに力を入れすぎていたのでしょう。

仕事が大変すぎると思い、辞めてしまったのだと考えます。
たぶん人間関係ではなかったのでしょう。

期間工のあとは自由な生活を楽しむ

もともと1年ぐらい働くつもりだったので、1年目にはきっぱり退職する事にしました。
その時の私は、また元の日雇いの仕事に戻ることにしました。

働き始めて10ヶ月ぐらい経つと、元の自由な生活も楽しいと思うようになってきたのです。
期間工では稼ぐ事はできますが、もともと私は自由な働き方が好きなので、結局は日雇いの仕事に戻った形になります。

日雇いに戻った事により、正直収入は減りました。
それでも自由な毎日を過ごせるようにはなったので、結局それで正解だったと今も思います。

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