期間工の時給について
期間工の募集要項を見ると、日給〇〇円といった形で募集されています。ここでいう時給とは、この日給〇〇円を実労働時間で割って算出したものとなります。
期間工は経験者となると時給が上がることがありますが、ここでは初めて期間工の仕事をする場合の日給を参照しています。
1年以上同じ職場で期間工として勤務したことがある経験者の人や2年目、3年目の人は日給が上がりますので、時給も上がることになります。
また、普通に勤務していると、これら以外に各種手当や満了金等が付きます。日給や時給だけで報酬の全体像を単純比較することはできませんので注意しておきましょう。
トヨタの時給
トヨタの時給は1280円となります。トヨタは自動車業界の中で最大手ですので、他のメーカーもトヨタの待遇を基準として自社の待遇を決めています。
トヨタの給料相場は期間工全体の給料相場にも影響してくるので注視してみましょう。各種手当を考慮したトヨタの月収例は、28万1090円となっています。
日産の時給
日産の時給は1200円となっています。時給はトヨタより若干低い水準になっています。各種手当を考慮した日産の月収例は、34万273円となっています。
ホンダの時給
ホンダの時給は1330円となっています。各種手当を考慮したホンダの月収例は、28万9600円となっています。
ホンダでは、福利厚生の一環として一日一回食堂を無料で利用できるのがお得感があります。
スバルの時給
スバルの時給は1165円となっています。スバルの時給に関しては少し低めになってしまっています。ただし、皆勤した月には毎月皆勤手当が3万円付くという点がスバルの特徴です。
各種手当を考慮したスバルの月収例は、36万1000円となっています。
デンソーの時給
デンソーの時給は1230円となっています。各種手当を考慮したデンソーの月収例は、29万2306円となっています。
デンソーは比較的、女性の期間工も多く働いています。女性でも高収入を得られる仕事です。
時給はあくまでも1つの指標として
各メーカーの待遇を比較してみると、時給が高いからといって年収も高くなるとはいえないということができます。それは、各メーカーによって日給以外の手当の算出方法や平均残業時間、休日出勤状況等が変わってくるからです。
期間工の待遇を考える際には、時給はあくまでも1つの指標としてとらえた方が良いでしょう。また、各メーカーの中でも部署によって残業時間や休日出勤状況が変わるため月収や年収等にもバラつきが出てきますので注意が必要です。
以上、各メーカーの時給や月収、推定年収等についてまとめてみました。期間工の場合、通常の時給に加えて各種手当や満了金等が充実していますので、単純に時給だけでは比較することはできません。
しかし、どのメーカーでも推定年収は400万円代半ばから500万円前後までの間に落ち着いてきます。やはり、期間工はかなりの高待遇なのではないでしょうか。期間工が本当に稼げるのかどうか疑問に思っている人も納得できることでしょう。
この記事では、各メーカーの時給についてまとめてみました。また、時給だけではなく各種手当等から推定月収や推定年収も算出していますので、参考にしてみてください。