【トヨタ期間工(元町工場)の体験談】祝い金と満了金で120万円!必要なのは体力だけ

かつおさん(男性/35歳)が期間工で稼いだ平均月収

30万円!
寮費も無料!

メーカー トヨタ
勤務した工場 愛知県豊田市元町工場
期間工として働いた期間 2014年1月〜2014年12月の1年間
かつおさんからのメッセージ

やはり体力があるのが最低条件です。
あと必要なのがある程度の社交性と謙虚さです。
これが備わってなければ職場で辛い思いをすることになります。
決して面白い事ばかり喋って目立つ必要などはありません。

周囲を味方につけるべく努力を積み重ねる事が、仕事にも好影響をもたらし、結局自分が得をすることにも繋がります。

またそれがうまくいき、上司に認められることになれば、正社員への道が開る可能性も考えられます。

とにかく周囲への心配りが大事です。


期間工の前は、トラックの運転手を

前職はトラックの運転手などを中心にしていました。
低賃金重労働という事であまり貯金も出来ませんでした。

暮らしぶりは安くて古い賃貸アパートを借りて一人暮らしをしていました。
たまにパチンコをするくらいが趣味で贅沢とは無縁の生活を続けていました。

収入も20万円程度でボーナスも数万円という事で一人暮らしであれば何とかやっていけるレベルでした。

学歴は高校卒という事で、転職しようにも非常に不利な面を感じました。どうしても肉体労働中心になってしまいました。

正社員登用制度がある期間工に応募

期間工を知ったきっかけはインターネットです。
求人サイトをたまたま見ているとかなり大きめな広告なので自然に目に入りました。

また以前から常に募集しているのは知ってはいました。

やろうと思った理由は、正社員登用制度あり、との文字が目に留まったからでした。

地方では稼げないほどの収入ということもあり、そのような一流企業の正社員になれるのであれば期間工から始めてみたいと強く感じだしました。
体力的にもそこそこ自信があったのもありました。


給与が良く、圧倒的に知名度の高いトヨタを選んだ

情報収集はやはりインターネットが多かったですが、知人にやはり期間工で勤務した経験のある人がいまして、その人から生の声も聞きました。

トヨタを選んだ理由は、他の期間工よりも収入がやや多かったからです。
また圧倒的な知名度の高さもありました。
以前からトヨタ車のファンという事もあり、その車作りに関わってみたいと思うようになったのも事実でした。

愛知県の勤務地を選んだ理由は都会と自然が入り混じった住みよい印象があったからです。

インターネットで求人を見つけ、電話で応募

インターネットで求人サイトを検索すると比較的簡単に見つける事が出来ました。
また求人雑誌でも常に目にします。

ハローワークでも以前紹介された事がありました。

比較的目につきやすくて数多くの会社がかなりの人数を常に応募している印象があります。
応募は自分で電話をして申し込みました。

非常に親切な対応で、すぐに面接の日取と場所を教えてくれました。
現地まで行かなくてはならないか心配していましたが、地元で面接してくれて助かりました。

面接では、健康、体力面について聞かれた

面接では一応過去の職歴も聞かれましたが、特に詳しく聞かれる事はありません。
過去よりもこれからの事を重視してくれます。

まず健康面や体力面を特に気にしている印象でした。
自分をアピールする意味でも自信があると返答しました。
また夜勤や残業も結構あるかもしれないという事も伝えられました。

それ以外にも協調性はどうか、という質問もされました。
あまりある方ではないのですが、あえて不利になる返答はしませんでした。

筆記はごく簡単な一般常識レベルです。

ハンドルの取り付けの工程を担当

担当したのはハンドルの取り付けの工程でした。
どんどん流れてくる車体にハンドルを次々に取り付けていきます。
正確さはもちろんの事ですが、予想以上に迅速さを要求されるので初めは少々戸惑いました。

扱う物自体が比較的軽いという事で、思ったより体力は使いませんでしたが、それでも指に負担が掛かり、つったような状態になる事もありました。

スケジュールは基本的に昼勤と夜勤を隔週繰り返すという形です。
残業も多い時は一日2時間の時もありました。
これが結構きつかったです。

夜勤も慣れれば少しばかり楽になりますが、初めは昼間に寝れなくて本当にきつかったです。

寝具を工夫したりエアコンをうまく使いながら寝る努力を重ねました。特に夏場の体調管理が重要です。

ワンルームの寮で、最低限の家具はそろっていた

第二聖心東寮で生活していました。

立地条件は非常によく、周囲にはいろんな店が点在しています。
通勤時間は渋滞があるとバスで30分程です。

間取りはワンルームです。設備面はテレビ、ベット、エアコン、冷蔵庫と最低限必要な物は揃っています。洗面所は共同です。床もフローリングで非常にきれいで明るい印象です。

家具も新しい広々としたものが付いていて便利でした。

全体的に清潔感があふれていてゆったりと過ごす事が出来ました。

指導してくれた先輩は厳しかったが、とくに人間関係で悩まず

上司は決められたことをきちんとこなせれば、特に注意を受ける事はありませんでした。
同僚も比較的優しい人が多かったです。
困った時は助けてもらえたので本当に助かりました。

ただ指導してくれた先輩は少々厳しかったです。
自分が物覚えが良くない事もありますが、一度教わった事は忘れないようにメモ書きする習慣を付けました。

女性は事務系に結構いましたが、全体的にはごく一部でとても話すような機会はなかったです。

全体的に人間関係は良好だったと思います。

休日は体力回復のためにひたすら寝る生活

初めのうちは、仕事で疲れ果ててとても遊びに出かける余裕などはありませんでした。
ひたすら寝て体力を回復するのに専念しました。
一人部屋という事も幸いしました。

慣れてくると豊田市中心部に遊びに行くこともありました。
電車やバスなど公共の交通機関が発展しているので非常に便利でした。
車がなくても全く問題はありませんでした。

時間があれば名古屋近辺の名所を巡っていました。
見どころが非常に多くて楽しいひと時を過ごせました。

期間工は体力的に厳しい部署へ配属され、立場が弱い

期間工として辛かった事ですが、結構体力的に厳しい職場への配属を感じます。

自分の職場はそうでもなかったのですが、正社員がやりたがらないような雑用なども期間工にさせているのもよくみられました。

基本的に正社員特に上司のいう事は守らなければなりませんし、立場的に弱いというのも感じました。特に残業です。

お金を稼ぎに来ているから少々無理は出来るだろう、という感じでさせられることもありました。

実際そうなのですが、足元を見られているようでした。

入社祝い金40万、満了金80万円をもらう

良かった事は、正社員が振り回されていた研修や教育、QCサークルなどを全て免除された事です。

ひたすら仕事に専念すればいいので、ある意味気楽ではありました。

また入社祝い金が40数万円程もらえた事もうれしかったです。ほぼボーナスのようなものでした。

年収でも400万円は楽に超えていたと思います。思ったよりも稼ぐ事が出来ました。

しかもきれいで住みよい寮を格安で貸してもらえたのもうれしかったです。食費も格安でした。

貯蓄も予想以上にする事が出来て満足です。
水道代やガス電気代などの公共料金が無料なのが本当に大きかったです。

しかも満了慰労金が80万円ほどありました。これだけもらえれば少々嫌な事があっても我慢は出来ると感じました。

体力的に自信のない人は向いていないかも

体力的にあまり恵まれていない人は難しいと感じます。

やはりきつい職場はあり、期間工はそこに配属される可能性が非常に高いからです。
またきついのに耐えれなくなってやめるという話も予期聞きます。

その場合は職場を変えてもらえるよう、上司にだめもとで相談してみるのも方法かなと、思いましたが。

あとは社交性のない人も難しいです。
周囲に溶け込めない状態では会社にきても苦痛に感じるだけです。

学校のような雰囲気もあるのでなおさらです。

満了後は資格取得に向けて努力

大金を稼いだという気のゆるみからか、しばらく休養しました。
体調が少しおかしくなったというのも多少ありましたが。

次の仕事は、思いきって資格を取得してそれを生かす仕事を目指す事にしました。
でないと以前のような肉体労働系では年齢を重ねるほどに体力的に厳しくなってくるのは目に見えています。

そうならないために早めに資格を取得する事にしました。

ユンボやクレーンですが、職業訓練所に通い勉強を重ねながら何とか取得してそれを生かした仕事についています。

かつおさんが稼いだトヨタの解説記事はこちら!

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