28万円！
| メーカー | アイシン（アイシンAW） |
|---|---|
| 勤務した工場 | 愛知県岡崎市岡崎工場 |
| 期間工として働いた期間 | 2014年6月〜2014年12月の6カ月間 |
期間工は全国各地から24時間365日求人の募集がありますが、どこの工場でどんな部署に配属されるかで大きく変わってくるので、企業選考会で十分に説明を受けておくことが大事です。
配属されてからも部署替えはできますが、何の情報も持たず工場だけを希望すると自分みたいにとてもハードな部署に配属されるので注意して下さい。
ただ短期間で高収入を得たい方にはお勧めできるので、半年、1年と期間を定め、いくら貯金したいかの計画を立てて応募するようにして下さい。
目次
期間工の前は、電子部品や半導体の検査の仕事をしていた
期間工になる前は半年～1年契約の派遣社員として電子部品や半導体の検査の仕事を行っていました。
学歴も高校普通科卒業と専門的な知識はありませんでしたが、毎日同じ事を繰り返すだけの簡単な作業を行っていました。
ただ私事ですが、車の購入資金でローンを作ったため給与内で遣り繰りする事が厳しくなってきたため、稼げると噂の期間工として勤務したいと思った次第です。
特に勤務する希望地はありませんでしたが、求人情報を参考に愛知県に行くことに決まりました。
派遣社員時代に期間工との接点があった
以前派遣社員として勤務していた電子部品のメーカーの同じ部署にも期間工はおり、休憩時間に一緒に食事をしたり、休みの日にはスキーに行くなど親しい年上の男性がいました。
その頃からどこから来て、どれくらいの期間勤務し、いくらくらい稼げるという情報も得ていましたので、自分もいつかは期間工として勤務したいなという夢は持っていました。
そして車のローンを組んだ事で急にお金が必要になったので、短期間で集中的に稼げる期間工を志望したという経緯です。
期間工専用の求人サイト経由で決める
参考にしたのは期間工専用の求人サイトで、単に時給だけでなく入社祝い金や満期祝い金なども総称して絞り込んだ結果、アイシンAW岡崎工場になりました。
また時給や休日出勤、夜勤手当など細かな項目まで掲載されていたので、入社前に計算する事で勤務する期間を決めてから応募でき、モチベーションを上げるのにも効果的でした。
実際のところ自動車工場で勤務するのは初めてでしたのでライン工程がいいのか、検査工程がいいのか分かりませんでしたが、ここの勤務地を選んで正解でした。
とにかく明日でも働きたい気持ちがあった
求人方法はネットや雑誌を見て応募したので、派遣会社は利用しませんでした。
とにかく明日にも勤務したいくらいの気持ちで、準備も済ませてあったので応募まではすんなりと決まった感じです。
まずは電話連絡にて勤務志望の旨を連絡すると、後日メールが来て企業選考会の連絡が来ました。
そして面接を兼ねた企業選考会に出席し、そこで初めて担当者と顔を合わしました。
そこで期間工についての簡単な説明を受け、作業内容の説明を聞きました。
選考会は、筆記試験と面接で合計30分程度
メール連絡にて説明を受けた日時に事務所へ向かうとそこには年配の男性が1人おり、こじんまりとした事務所だなという印象が残っています。
面接者は自分1人だけでしたが、時間内数字を足していく筆記テストや面接を終え、30分くらいで企業選考会は終了しました。
そこで全国各地の工場の情報を聞いたのですが、予め希望していた愛知県の工場希望を伝えると特に何の問題もなく入社が決定しました。
こんなに簡単でいいのかと思えたほどスムーズな選考会でした。
ギヤやシャフトを検査する工程を担当
仕事内容は初日は日勤からスタートし、1週毎に夜勤に入れ替わるというシフトでした。
自分が配属されたのはギアやシャフトを検査する部署で、その中でも各配置に部品を絶え間なく運び供給するという重要なポジションに割り当てられました。
はじめは正社員の男性が見本を見せてくれて、少なくなったら補充するよう指導してくれました。
とにかく1箱30㎏以上はする部品が入ったかごを電動用のリフトで持ち上げ、各工程に供給する仕事内容で慣れるまではきつさはMAXで手に豆ができ、汗が流れ落ち、腹筋は割れ、4～5㎏減量するほどハードなものでした。
基本2交替制で朝は8時25分～17時25分まで、残業があれば19時までという時間帯で作業していました。
マンションの1DK部屋でストレスフリーな生活！通勤はバスで20分
住んでいたのは、パレス何とかという一般のマンションでした。
エントランスや玄関も綺麗に整理されていて築20年くらいでした。
間取りは１DKと少し狭かったですが、完全にワンルームの1人部屋を与えられたのでプライバシーは楽しむことができました。
8階建てで道路に面しており徒歩2分でコンビニに行ける立地にありました。
通勤時間はバスで20分くらいでバス停は近かったですが、電車の最寄り駅までは徒歩10分以上かかる立地にありました。
年下の先輩社員に敬語で話すことが苦手だった
配属された職場をはじめいっしょに通勤するバス内も全員が男性で、食堂で他のメーカーの女性を数名見かけるくらいでした。
ちょうど同年齢くらいの同僚がいましたので、その人と仲良くなって休日は遊びにいったり、期間工の満期が終了して地元に帰ってからも連絡を取り合う仲でした。
とくに先輩、後輩という印象はなく期間工と正社員という隔たりの元で作業している印象が強く、年上の正社員もいましたが、年下の正社員にも敬語で話すなど見えない壁に泣かされた事も事実です。
休日はゲームばかりで過ごす日々
残業がある日は帰宅後すぐ入浴してビールを一杯飲んで、食事して就寝が日課でしたが、休日はとにかくゲームばかりして過ごしていました。
これといってどこに行こうという誘いも受けることもなく、夜勤シフトの時には朝までゲームして夕方まで寝るというが普通でした。
同じ独身寮でもそこまで仲のいい付き合いはなく、数名は休日のたびにパチンコに行っていましたが、観光やスポーツに充てるものはおらず、ひっそりと部屋でくつろいでいるのが一般的な休み方でした。
ハードな労働の割に思ったほど稼げなかった
期間工を志望した最大の理由が短期間で高収入を得る事でしたが、実際6か月勤務してみて思っていたより稼げなかった事が残念に感じました。
残業や休日出勤は工場や出勤者次第で変わってきますが、一定の給与以上ある月もあれば、それを大きく下回る月もあったので安定して稼げないことに不満はありました。
また初めての現場とは言え部署を統括するような重要なポストに置かれ、腕や手足が腫れ上がるほど体力的にもハードなとこで作業したことも辛かったです。
半年間で100万円の貯金が実現
人生で初めての期間工でしたが、半年間の勤務で約100万円の貯金ができて車のローン返済に充てられて事が良かったと感じています。
また正社員とは異なり短い期間工ならわずか3か月でお別れという移り変わりが激しい中で、6か月目の更新の時に正社員の部長さんから再度3か月の延長を是非ともとお願いされた時は頼りにされてるなと嬉しく思えた瞬間でもありました。
期間工とはやはり即戦力でもあり、作業能力が高ければ延長を期待され、さらにその先には正社員登用という道が拓かれているのが期間工の目指す道だ感じました。
一生は勤務できなくても与えられた期間を全力で勤務する、これが本来期間工のあるべき姿で、自分も少しでもメーカーに貢献できたかなと自負しております。
期間工は3か月ごとに満了金をもらえる会社が多いので、入社祝い金、月々の給料、満了金などをあわせると正社員の人より多く稼げますよ！
3か月ごとの契約更新で続けるのか、辞めるのかを選択した
3か月ごとに期間工更新の知らせがあり、延長するか契機満了で辞めるかを選択する事をこの目で見てきました。
もちろん延長はせずに辞める人もいましたが、理由としては欠勤が多かったり、他のメーカーにスライドといって別名飛ばされるという事実上の解雇もありました。
やはり作業内容と給与を比べてみた時に楽な部署であればさらに3か月延長したり、きつい部署なら部署変えを担当者に申請したり、あるいは辞めるという選択を取っていました。
契約満了後は地元で再就職を実現
自分の場合は6か月目に雇用の延長をお願いされましたが、地元に戻って仕事したいと思っていたのでスパッと期間工を辞め地元に帰りました。
満期契約金とハローワークの失業給付がもらえたのでしばらくはのんびりと次の仕事を探す期間に充てました。
地元で正社員として就職を希望し、ちょうど電子部品製造工場の募集があったので面接後、就職する事ができました。
期間工を辞めたのが12月でしたので、翌年のちょうど4か月後に仕事に復帰する事ができました。
やまちゃんさんが稼いだアイシンの解説記事はこちら！
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