30万円!
メーカー | トヨタ |
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勤務した工場 | 愛知県豊田市本社工場 |
期間工として働いた期間 | 2016年6月~2016年8月の3か月 |
期間工は体力が要求される仕事なので大変なことも多いですが、その分稼げる仕事です。
そのため、すぐにでもお金が必要な方にはおすすめです。
ただ、繰り返す通り体力が必要になる仕事なので、期間工として働くからには体調管理には最善を尽くす必要があります。
また、仕事内容は基本的には同じことの繰り返しなので、慣れれば問題なく仕事ができるはずです。
最初の1週間は特に大変かもしれませんが、そこを乗り越えれば続けられます。
是非、チャレンジしてみて下さい。
期間工の前は、会社員としてメカ系の製品設計に携わる
期間工になる前は会社員として働いていました。
仕事の内容はメカ系の製品設計で、4年ほど勤務しました。
特に理由があってエンジニアになったわけではありませんが、工学系の大学に通っていたため、周囲と同じように就職活動を始め、そこで縁があった企業に就職した形になります。
会社員からは念願だった一人暮らしを始めましたが、特に趣味らしい趣味もないので、仕事が終わって家に帰ってからもどこかに出掛けることはなく、地味な暮らしを送っていました。
フリーランスとして独立するも生活に困窮する
フリーランスの働き方に憧れがあったので、会社員として4年ほど勤務した後、独立することに決めました。
しかし、仕事のあてがあって独立を決めたわけではなかったので、生活には困窮しました。
長期的にアルバイトをすることも考えましたが、アルバイトをしてしまうとその生活に染まってしまうかもしれないと考えたので、期間を区切って働ける期間工の仕事をすることにしました。
期間工の仕事については友人の経験談から聞いたことがあったので、以前から知っていました。
自宅から近く、大手企業で信頼のあるトヨタを選んだ
期間工の仕事をやると決めてからは、ネットを中心に情報収集を始めました。
すると、いくつか募集している企業があったので、その中からトヨタ自動車の期間工に応募を決めました。
勤務地として選んだ場所はトヨタ自動車の本社工場ですが、そこに決めた理由は自宅からほど近い距離にあったからです。
というのも、当時の私は愛知県の知立市に住んでいたので、そこから十分に通うことができたのが決め手になりました。
また、大手企業で信頼できる点も大きかったです。
期間工経験の友人から応募サイトを教えてもらう
求人情報はネットの求人から見つけて応募しました。
応募は工場ワークスというサイトから行いましたが、そのサイトは期間工の仕事内容や経験談が詳細に書かれていたため、期間工の仕事をする不安感を取り除いてくれたのが大きかったです。
また、私の周りには期間工を経験した友人がいたのですが、その友人も工場ワークスから応募したと話していたので、安心感があったこともそのサイトから応募する決め手になりました。
サイトの作りもシンプルでわかりやすかったので、応募するまでには時間はかかりませんでした。
選考会は面接のみで、面接官が正直に状況を話してくれた
選考会は面接のみだったので、筆記テストはなかったです。
面接ではまず職歴と志望動機を聞かれ、その後は期間工の仕事内容についての説明をされました。
面接官からは、期間工は大変な仕事なので期間を経ずに辞めてしまう方が多いことなどを話して頂きましたが、正直に話して頂けたのは好印象でした。
また、期間工はただでさえ体力が要求される仕事であるのに加え、応募した時期が夏場であったことから、その点について大丈夫かどうかの質問もされました。
自動車の組立作業工程を担当
私が期間工で担当していた仕事は、自動車の組立作業でした。
具体的には、サスペンションやエンジンやドアを一つ一つ手順通りに組み立てていく仕事です。
仕事にはマニュアルが完備されているので、覚えれば誰でも仕事をすることができます。
しかし、ラインが流れてくるスパンは短めなので、とにかく早さが求められる仕事です。
それに、自動車の部品は重いものも多いので、筋力がない方にはきついかもしれません。
私は初めの数週間は、毎日筋肉痛でした。
残業は毎日2時間ほどはあったので、大体一日で10時間は拘束されます。
ただ、残業代は全額支給されるので、働いたら働いた分だけ稼ぐことができ、私は喜んで仕事をしていました。
休日は週に2日ありますが、必ずしも土日が休みになるわけではありませんでした。
寮には住まず、職場近くのマンションで一人暮らし
私は自宅から通っていたので、寮は使っていません。
自宅は8畳のマンションで一人暮らしをしていたので、仕事終わりはコンビニなどで弁当を買ってきて食べる生活を送っていました。
会社員時代は毎日自炊をしていたのですが、期間工は想像以上に体力が消耗する仕事だったので、帰ってきてから自炊する気力は残っていませんでした。
そのため、休日があっても家でゴロゴロしていることが多かったです。
また、私が期間工として働いていたのは夏場だったので、休日はエアコンが効いた家で一日過ごすことが習慣になっていました。
上司は親切ではないが、緊張感を持った現場であった
正直、職場の上司は親切な方とはいえなかったです。
仕事の指導は大雑把なのに関わらず、ミスをすると怒鳴り散らさることも少なくありませんでした。
特に私の職場周りでは「新人イジリ」という言葉が流行っており、仕事を始めたばかりの新人に上司がきつく当たることは通例となっていました。
ただ、期間工はライン作業なので、個人の仕事の出来がグループの仕事に影響するため、緊張感を持たせる意味でも上司が新人に対してきつく当たるのは理解できました。
休日は一歩も外に出ず寝ていることが大半
期間工は想像以上に消耗する仕事だったので、休日は一歩も外に出ずに寝ていることも珍しくありませんでした。
そのため、必要なものはネットを通じて配達してもらうことが習慣になっていました。
ただ、友人に呼び出された場合に限っては外に外出することもありましたが、それでも近場のカフェなどで
話をする程度で、思い切って遠出をすることは一切なかったです。
また、体の疲れを取る意味でも、食事の栄養バランスや体のケアには気をつかっていました。
不親切な上司であったため、ストレスが溜まることも
上司に恵まれなかったのはつらかったです。
他の期間工の方がどうなのかはわかりませんが、私のグループの上司は親切とはかけ離れた方でした。
そのため、仕事上でわからないことがあって質問してもまともに取り合ってもらえないことも少なくなかったです。
ただ、そのように面倒見が悪いにも関わらず、仕事でミスをしたら罵倒してくるような方でしたので、仕事に慣れるまではとてもストレスが溜まりました。
他の期間工の方も見て見ぬ振りをしている状態だったので、職場環境はあまり良好とはいえませんでした。
3年間で約600万円の貯金が実現
期間工として働いて良かったことは二つあります。
一つは、給料が良かったことです。
私が働いていた期間工では月に平均30万は貰っていたので、3か月で90万円近く稼ぐことができました。
特に期間工の仕事は体力が要求されるため、仕事終わりに遊びに行くような気力は残りません。
そのため、会社員として働いていたときよりもお金が溜まったので、短期的にお金を稼ぎたい方にはおすすめの仕事です。
期間工として働いて良かった二つ目のことは、仕事が単純作業であることです。
期間工はライン上のルーティン作業なので、仕事のやり方さえ覚えてしまえば、頭を使わなくても仕事ができます。
私は1週間を過ぎたあたりから仕事を覚えることができたので、その後は楽といえば楽でした。
仕事に慣れる前に辞めていく人がいた
私と同じ時期に働き始めた方で、一週間足らずで辞めた方がいました。
理由は直接本人に聞いたわけではないのではっきりとしたことはわかりません。
ただ、その方は新人の中でも仕事が遅く上司によく怒られていたので、それが理由かもしれません。
期間工の仕事はライン作業なので早いペースで仕事をする必要があります。
そのため、初めは慣れずについていくのがやっとです。
私も慣れるまでには時間がかかり、当初は上司によく怒られていたので気持ちはわかりますが、一週間足らずで辞めてしまうのはもったいない気がしました。
期間工満了後はフリーランスエンジニアとして活動
フリーランスエンジニアとして活動していたので、仕事の営業を始めました。
とはいえ実績がないので仕事を得るには時間がかかりましたが、幸運なことに私のことを心配してくれた前職の方からいくつか案件を紹介して頂けました。
なので、なんとかフリーランスとして食いつなぐことができました。
今でもフリーランスエンジニアとして働いているのですが、人にも恵まれているので、仕事に困るような状況にはなっていません。
ただ、もし思うような仕事が見つからなかったら、また期間工として働いていたかもしれません。
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