期間工の仕事内容を総まとめ!体力的に楽な部署はここだ

期間工工場外観
元期間工
ケンタ
期間工として働いてみたいという気持ちはあるけれども、実際に採用された後で、どのような仕事内容があるのかということについて知りたいという人も多いと思います。

あらかじめ、仕事内容についておおまかに知っておけば、入社後のギャップを小さくすることもできますし、赴任に向けた心の準備もできますよね。楽な部署に就くことができれば、ラッキーという思いで長く続けようとするかもしれないですし、きつい部署になってしまうと早期に満了してもう一度受け直すこともできます。

この記事では、期間工として採用された人は、どのような部署に配属される可能性があるのかということや配属される部署の中で楽な部署はどこなのかという点について解説していきたいと思います。

期間工の具体的な仕事内容・配属先

溶接作業をする期間工

工場では様々な工程に分かれてモノ造りをしており、期間工も様々な部署に配属される可能性があります。期間工が配属される可能性がある部署の概要と仕事内容をまとめてみました。

仕事内容には、それぞれ違った特徴があります。期間工に興味のある人は、ぜひ自分が入社した時をイメージしていきながら参考にしてみてください。

鋳造

鋳造とは、金属を溶かして液体にした後、金型へその金属の液体を流し込み製品を形成していく工程です。基本的に、鋳造工程の中心作業は機械やロボットによって行われているため、鋳造工程に配属された期間工はバリ取り作業や検査等の補助業務を行うことになります。

肉体的な負荷がかかりにくいため、比較的楽な部署として知られています。ただし、金属は高温で溶かしているため職場が暑い可能性が高いです。冬はいいのですが、夏場は体感温度が40度を超えるようなことも珍しくありません。大量の汗をかくことになります。

また、鋳造工程では機械の起動に時間がかかることが多く、24時間稼働させる必要性が高いため3交代勤務となりやすいです。2交代勤務と比べ残業にはなりにくいですが、時間帯が細かく変わるため身体を慣らす必要があります。

鍛造

鍛造とは、金属製品の加工や形成を行うという点では鋳造と同じですが、その手法はハンマーで圧力をかけて圧縮しながら形成を行う点に違いがあります。

基本的には、鋳造と同じで中心の作業は機械やロボットが行い、期間工は補助的な業務に従事することとなります。期間工が配属されることはまれですが、こちらも作業的な負荷が少なく当たり部署と言えるでしょう。

機械加工

機械加工は、工作機械に金属部品等をセットして加工を行い次工程に流す作業です。機械加工は、ライン作業となる場合が多いです。機械加工の工程では、鋳造や鍛造後の大型金属部品を加工することもあれば、細かい部品を加工する場合もありますので、一概にどのような部署というふうな説明はできませんが楽な部署はものすごく楽です。

元期間工
ケンタ
私が聞いた話では、冷暖房完備の精密室で小さな部品を何個か載せて加工が終わるまで待機し、加工が終わると流すだけといった期間工でも最高クラスに楽な工程もあるようです。

プレス

プレスはプレスを行う専用の機械で上下に挟みこむようにして圧力をかけて、部品を製造する工程です。この作業もメインは機械が行うものですので、ここに配属された期間工は、機械に元の製品をセットする作業や異常の察知、工程を終了した製品の検査や仕上げ等の作業を行います。

プレスは大型機械で金属に大きな圧力をかける工程ですので、作業者に若干の危険性がおよびます。肉体的にきつい部署ではありませんが社員が中心に配属される部署であり、期間工が配属されることはまれなケースとなります。

溶接

溶接とは、2つの金属部品を熱と圧力等によってくっつける作業です。自動車工場では溶接作業のほとんどは全自動化されておりロボットが中心であるため、期間工が溶接作業をする工程に配属されるということはほとんどないといっても過言ではありません。

ただし、保全のチームに配属されて工作機械を整備する場合や、機械加工に不備が出やすい工程に配属された場合には、期間工が溶接作業をすることになる可能性があります。ガス溶接等の資格を持っている場合は、溶接作業がある可能性のある部署に配属されやすくなるでしょう。

塗装

塗装は、比較的期間工が配属されやすい部署となります。自動車のボディーに色をきれいに塗る作業です。塗装もメインの作業は機械やロボットが担当しており、塗装工程に配属される期間工は補助的な業務に従事します。

機械やロボットで塗装しても、塗料の塊やホコリ等が付いたままになっている場合があります。期間工の仕事は、そのようなものを専用のペーパーで削っていく作業や塗装機械にかける前に板金の継ぎ目等をシーリングして塗装されないようにする作業のような細かい作業が中心となります。

クリーンルームで作業を行い、塗料の独特の臭いがある職場で働くことになります。肉体的な負荷はそこまでかかることはありませんが、塗料の独特の臭いが充満した職場であるため好き嫌いの別れる工程です。

成形

成形とは、主にプラスチック部品を製造している工程です。射出成形による製造を行っており、鋳造工程に似た製法を採っています。プラスチックは金属等に比べると、軽くて安全なものですので金属加工部門に比べると楽な部署といえるでしょう。

自動車完成工場では、あまりプラスチックの製品を作る工程はありませんので配属される可能性は低いですが、自動車部品メーカー等の期間工に応募する場合はプラスチック形成の工程に配属される可能性があります。

組立

組立は、期間工が最も配属されやすい工程です。鋳造や鍛造、プレスや溶接等を経てやって来た製品を組み立てる完成工程となります。この工程では、期間工は主に製造ラインのライン作業に従事します。決められたタクトタイムの中で、自分が担当する工程をひたすら繰り返して製品を作り上げていきます。

組立は期間工が配属される部署で最もきつい部署だといわれています。特に、自動車の完成工程で組立を行うトリム課は狭い車内での作業が多くなり、腰や膝に負担がかかりやすく、期間工の中で最もきつい部署となります。

ただし、組立に配属されたとしてもきついかどうかということは、どの工程に配属されるかによって変わってきます。組立の中にもかなり楽な工程はありますので、組立に配属された期間工は楽な工程を担当することになるように祈りましょう。

検査

検査は、組立によってほぼ完成した製品の最終チェック行う工程です。検査項目に従って部品がきちんと付いているか、緩みや塗装漏れ等がないかを丹念にチェックしていきます。

期間工が配属される部署の中では、かなり楽な部署となります。ただし、検査工程は最終工程ですので不良を流すことが許されません。検査工程を通過した製品は商品として出荷されますので、大変責任の重い工程となります。検査工程に配属された場合、精神的なプレッシャーを常に感じながら仕事をしていくことになります。

運搬

運搬は、電動で動く運搬用のミニカーに乗ってライン作業に必要な部品を補充していく作業が中心となります。効率良く部品を補充していくためには、部品のストック状況を頭に入れておかなければなりません。

運搬は、ライン作業に従事している期間工と比べると、身体的な負担は軽いと言えるでしょう。また、重量物を屋外等で運ぶ作業の場合はフォークリフト等で運搬しますので、フォークリフトの免許を持っている人が配属されやすい部署でもあります。ライン作業が苦手だと思う人は、フォークリフトの資格を取って応募すると良いかもしれません。

ずばり楽な部署はここだ

楽な部署に配属された期間工

期間工は様々な部署に配属される可能性がありますが、仕事内容によってはとてもきつい部署から楽な部署まであります。基本的には同じ給料ですので、できることなら楽な部署に配属されたいですよね。

これからずばり楽な部署について解説していきます。ただし、配属される部署が同じでも、担当する工程によって違いはありますので注意してください。

鍛造

鍛造は、中心の作業は機械やロボットが行い、期間工は補助的な業務に従事することとなります。そのため、ほとんど力を使わない作業業務が中心となり比較的楽な仕事内容と言えます。

期間工が配属されることはまれですが、こちらも作業的な負荷が少なく当たり部署と言えるでしょう。

機械加工

機械加工は、工作機械に金属部品等をセットして加工を行い次工程に流す作業のため、身体的な力を必要とせず、セットして取り出すなどの単純な作業が中心です。

機械加工の工程では、鋳造や鍛造後の大型金属部品を加工することもあれば、細かい部品を加工する場合もあり、経験やコツをつかむまで難しい作業もありますが、楽な部署はものすごく楽です。

検査

検査は、期間工が配属される工程の中では基本的に楽な工程となります。検査項目をひたすらチェックするだけですから、身体的な負担が軽い工程ということになります。

ただし、最終工程となりますので責任が大きな部署となってしまいます。検査工程を終えた製品は出荷されますので、常に緊張感を伴う作業となるでしょう。しかし、慣れてくるとかなり時間に余裕が出てきますので、自分のペースで仕事をすることができます。給与水準も同じなので、期間工が長く働きやすい工程になります。

運搬

運搬は、電動のミニカーのようなものに乗ってライン作業に必要な部品を補充していく作業になります。タクトタイムに追われることがありませんので精神的に楽な工程となります。細かくて軽い部品を運ぶような運搬から、大きくて重い部品を運ぶ運搬まで、様々な種類があります。

また、複数のラインを掛け持ちする場合が多いので最初は慣れるまで大変だと思いますが、慣れてくると同時に時間にも余裕が生まれます。フォークリフトに乗って屋外等を運搬する作業もありますので、フォークリフトの資格を持っていると運搬に配属されやすくなるでしょう。

トヨタ系列の部品メーカーは仕事内容が楽

自動車工場の内部

自動車期間工で最もきつい部署は完成車両の組立に従事するトリム課になりますが、部品メーカーでは基本的にエンジンやトランスミッション、カーナビゲーション等の部品を製造している会社なので、自動車の完成車両工程がありません。つまり、期間工で最もきつい部署に配属される可能性がゼロになるのです。

自動車部品メーカーといっても高い月収と満了金や報奨金も出ますし、各種手当もしっかりと付きますので自動車本体の工場と遜色のない待遇が期待できます。特にトヨタ系列の部品メーカーは待遇や福利厚生面でもかなり充実しており仕事内容も楽な工程が多めであるため、自動車の組立に不安がある人はこちらを目指すこともおすすめです。

デンソー

デンソーはトヨタ自動車グループに属しており、自動車部品メーカーとして世界でもトップクラスのシェアを誇っています。様々な自動車メーカーに向けて自動車部品を製造しており、主にカーエアコンやエンジン機器、ETC等の電子機器を製造しています。

自動車部品メーカーの中では高待遇ですので、期間工経験者の人達からの評判が良く人気があります。また、軽量の製品を製造していますので、重労働が少なく女性の期間工が多いということでも知られています。デンソーでの勤務地は愛知県内が中心になりますが、三重県にも工場があります。

アイシンAW

アイシンAWも、トヨタ自動車グループの自動車部品メーカーです。オートマチックトランスミッションやカーナビゲーションシステムの製造を行っています。こちらも女性の期間工が比較的多く、女性でも働きやすい職場ということができるでしょう。

自動車部品の製造もライン作業が中心となりますが自動車完成工程のライン作業と比較すると、身体に負荷を大きくかけるような体勢を強いられる工程はありませんので安心してください。アイシンAWでの勤務地は愛知県内の工場になります。

仕事を覚えてしまえばスムーズに

仕事を覚えた期間工

期間工として配属が決まった後は配属される仕事について、ベテランの社員や先輩の期間工から指導を受けながら仕事を覚えていきます。1週間から2週間程度の指導の後で一人での作業が始まるというイメージです。

期間工は難しい仕事を任されることはほぼなく、2週間もするとマスターしてしまうような仕事ばかりです。どうしても難しいと思う場合は、職場の上司に言って工程を変えてもらうこともできます。

最初は慣れない作業に従事するため大変なこともあると思いますが、仕事をきちんと覚えて慣れてしまえばルーチンワークですのでスムーズに進めることができるようになります。組立に配属されると同じ動作を繰り返しすことになりますので、身体が作業を覚えて勝手に動くような感覚になっていきます。

日勤と夜勤、残業時間について

期間工は、基本的には2交代勤務をすることになりますが、配属される部署によっては日勤のみの場合や3交代勤務になる可能性もあります。夜の10時から朝の5時までは夜勤帯となり割増賃金が発生します。夜勤帯で残業となった場合はさらに割増賃金が上乗せされます。稼ぎたい人が日勤のみの仕事に配属された場合は思ったよりも稼げないということになるかもしれません。

残業時間についても、会社や配属される部署によってかなり異なってきます。残業がまったくない部署もあれば、毎日3時間程残業している場合もあります。残業が多くなれば残業代が全額付きますので、稼ぎたい人にとっては良いことかもしれません。残業はきついと思っている人も、律で定められた上限を超えるような残業時間になることはありませんので安心してください。

面接では希望部署を伝えよう

希望条件がかなった期間工

面接で希望部署を伝えると、その部署に配属される可能性が高まります。ただし、きちんとした理由を添えましょう。楽な工程に配属されたいからといったような理由では希望が通ることが難しいですし、面接官が受ける印象も悪くなってしまいます。

前職での経験を織り交ぜながら、自分はこの工程に向いていると思うので希望しますというふうに、あくまで仕事を一生懸命するということを前提とした前向きな理由を添えることができれば、配属部署について考慮してくれるでしょう。きちんとした理由を提示した上で希望部署を伝えることは、面接を不利にしてしまうようなことではありません。ただし、配属は会社が決めることですので希望が通らないこともあるということに注意しておきましょう。

 

期間工が配属される可能性がある部署や仕事内容についてまとめてみましたが、どの部署でどのような仕事を行うかについては配属先が決まり実際に現場で働き始めるまでは分かりません。ハズレ工程を引いてしまった場合でも、めげずに最初の契約満了まではがんばりましょう。

契約をきちんと満了していれば次のチャンスも与えられます。期間工はきついイメージがあるかもしれませんが楽な工程もありますし、ライン設計者が作業者にできるだけ身体的な負担をかけないような設計を心掛けていますので、仕事に慣れてくれば痛みやきつさもあまり感じなくなっていく場合が多いです。最初はきつく感じたことも、慣れてしまえばどうってことがなくなるというケースは期間工ではよくあることなのです。どんな部署や工程に配属されたとしても、とにかく最初は前向きに仕事をがんばっていきましょう。

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